職人さんの道具のこと。
チラシやホームページ・・・
私の仕事はマリナホームの事務所の中でのものがほとんどです
そんな中で時々、現場に関係するお遣いごとを頼まれる日があります
ある日、内装の職人さんからお遣いを言い渡されました。
「カッターの替刃を買って来て。黒刃ね。」
現場の事はさっぱりわからない私。
「黒刃ってナンですか?何が違うんですか???」
職人さんに尋ねたところ、
「黒刃の方が壁紙が良く切れると。」
・・・黒い刃の方が切れるのか。
事務用品の銀色の刃のイメージが強くて、
黒の方が切れるとか考えたことなかった!!
その日は深く考える事なくホームセンターへ行き、
「黒刃黒刃黒刃黒刃・・・・・」
頭の中で呪文のように唱えながら黒刃の替刃を購入しました。
が。
今頃になって気になりだしたので、ちょっと調べて見ました。
黒刃↓ (オルファ株式会社HPより)
通常の刃(白刃)と特専黒刃(黒刃)の違い
材質は、白刃、黒刃とも同じ合金工具鋼を使用しております。
黒刃は白刃と比較して鋭角に研磨しております。
これによって、白刃よりも初期の切れ味と入り込みの良い刃ができるのです。
その他、黒刃が黒いのは、ブルーイング(青色酸化皮膜と呼ばれる表面処理)
を行っている為です。これは、視覚的に差別化を図る事と、
表面に酸化皮膜を作ることにより、刃を錆びにくくする効果があります。
白刃は、切れ味と耐久性のバランスがとれた万能タイプ。
黒刃は、切れ味を重視する方におすすめです。
なるほど。
壁紙をカットする時の切り口をキレイにする為には
黒刃の方が向いてるんですね
誰もが知ってるカッターひとつであっても、
職人さんが使うものにはちゃんと意味があるんだなぁ・・・と感じた下田でした
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