2012年09月26日
かたーーいお話について思うこと。by moimoi

昨日の夜、テレビを見ていたらこんな番組があっていました。
「ガイアの夜明け」
以下は公式ホームページより内容を抜粋しました。
激動の再編時代に突入した"家電量販業界"に密着する。
地デジ移行で"薄型テレビバブル"が終わり、
そこにネット通販の台頭が追い打ちをかける。
家電量販業界はどうなっていくのか?
今年6月に業界5位の「ビックカメラ」が同6位の「コジマ」を
買収したのを皮切りに、7月には業界最大手の「ヤマダ電機」が
8位の「ベスト電器」を買収すると発表した。
生き残りをかけた各社の現場に密着、再編劇の裏側に迫るとともに、
家電量販各社の新たなサービス戦略を追う。
戦国時代の様相を呈する家電量販店の再編から、
国内"流通・小売業"の未来を探る。
この内容の番組の中で、
業界2位のコジマ・ビック連合の動きに驚きました。
「ビックロ」http://www.uniqlo.com/bicqlo/
ビックカメラがユニクロとタッグを組んで、
「家電製品も衣料品も全てウチで買ってもらう」作戦に出ています!
さらに、業界1位のヤマダ電機は、
「住宅を売っていく」という戦略。
ヤマダ電機はこの一年で、住宅メーカーなどの買収を進めてきたそうです。
そして店舗では既に「次世代省エネ住宅」の販売を開始、
さらには"省エネタウン"の開発にまで乗り出し・・・。
また、夜の報道番組では
ワンコインマーケット「ココナラ」
仕事マーケットプレイス「ランサーズ」
という、「ビジネスマッチングサイト」についての特集が
組まれていました。
「得意な能力を、必要としている企業に買ってもらう」システムです。
企業側からすると、
ココナラは1件500円で案件依頼を、
ランサーズは比較的安価な金額でデザインなどの
クリエイティブな依頼をできるメリットがあります。
ただ、私はこの番組内のコメンテーターの発言に考えさせられました。
「新たなビジネスが参入するということは、
これまでその業界で守られてきた価格を大幅に破壊するということ。
そこで仕事を失う立場の人たちが出てくる事はこれからの大きな課題ですね。」
と言うような内容でした。
なるほど。
確かに。
安い金額で購入できると、
購入する側は喜んでそのシステムを導入します。
品質が多少悪くても、
価格重視思考だとそれも気になりません。
この金額だとそんなものよね。になります。
購入する側や新規参入した側は
そのときはそれでいいでしょう。
でも、従来の「適正価格」は崩れ去り、
本来その業界のプロとして携わっていた方・企業は、
需要が減り、価格競争に勝ち残るために価格を重視し
品質が低下していき・・・。
・・・これは問題じゃないか


ここで家電量販店の話に戻りますが、
価格競争や縮小する市場で生き残るために家電量販店がとった新たな戦略。
異業種との協力。
時代背景、市場の変化に柔軟に対応し、
品質を下げることなく新たなニーズを引き出していく。
住宅メーカーの買収を進めてきたヤマダ電機は、
エスバイエルのエネルギーを創り出す家「スマートハウス」と共に
その「スマートハウス」の中で使われる家電を自店で買ってもらう、
という戦略をとっているそうです。
物には価値があり、
価格には理由があります。
価格を下げるために価値も下げる、お手軽な製品ではよく見られます。
価値を下げず、価格を下げる工夫は世の中で溢れていると感じてます。
価格を変えず、価値をあげる工夫がこれから先必要になるんですね。
マリナホームも価値を下げずいい仕事ができるよう、
がんばって行きます

Posted by marinahome at 21:01│Comments(0)
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